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循環農法の取り組み

循環農法とは

大分県で農業を営む赤峰勝人氏が提唱している農法で、草と虫と菌(赤峰氏は敬意を込めて神草、神虫、神菌と呼ぶ)の働きによって豊かな土を作るというものです。

循環農法が目指す「豊かな土」とは、九州電力の農業電化試験場で土の分析をしていた「米沢博士」が30年間三千点の土を分析して出した「理想の土」です。

博士の理想の土の分析値は以下のとおりです。(PH6.5〜7 表土10cm/10aあたり)


ご覧いただくとわかるとおり、膨大な量のカルシウムが必要とされています。
現在の一般的な考え方では、石灰資材やカキガラ、卵のカラなどでカルシウムを補うのが良いとされていますが、それらは植物が吸収できないカルシウムであると、赤峰氏は言います。 実は、スギナなどの植物は体内に大量のカルシウムを保持しており、それらを微生物が分解してできる土(堆肥)から供給されるカルシウムだけが、植物が吸収できると言うのです。
カルシウムだけでなく、さまざまなミネラルは草によって供給されるため、畑に生えてくる草を大事に育て、実をつけたところで刈り取ってその場に置いて土に返すのが、一番良いそうです。
草が土に返るために必要なのが虫(微生物含む)であり菌であるため、虫と菌も殺さないようにします。
生えてくる草や、畑に生活する虫を大切にし、彼らの力を借りて土作りをするというのが、循環農法の考え方の基本です。

植物とカルシウム

カルシウムは細胞組織を強めたり、光などの外部からの刺激を植物体に伝えて根の生育を促進したり、細胞間を強固して、骨のない植物にとっては重要な役割を担っているそうです。カルシウムは成長が著しい箇所で特に必要とされ、不足するとそこに病気が出るそうです。
たとえばトマトの場合、カルシウムが果実にまんべんなくいきわたらないと成長途中の細胞壁がこわれ、尻ぐされ症が発生しがちだそうです。夏期の高温時には特に土が乾燥したり、根が傷んだりしてカルシウムの吸収がうまくいかなくなり、障害が多発するそうです。
果実のほかには、葉先がカールしたり、ちぢれたり、枯れたりする症状が発生するそうです。また、キャベツやハクサイなどの結球野菜の芯ぐされ症もカルシウムの欠乏症のひとつだそうです。
カルシウムが欠乏する要因の一つとして、化学肥料や農薬の散布があるそうです。

循環農法とジャーマンアイリス

カルシウムの働きを知ったとき、ジャーマンアイリスの軟腐病も、カルシウム欠乏が関係しているのではないかと考えました。
また、カルシウムを毎年大量に供給できれば、連作も可能なのではないかとも考えました。

植物が吸収できる水溶性のカルシウム剤がたくさん販売されていますが、畑全体に散布するためにはかなりの投資が必要になります。さらに、長年散布し続けることで、畑にどのような副作用が現れるかわかりません。手間はかかっても自然に迷惑をかけない方法である「循環農法」が良いのではないかと考え、取り組みを始めました。
具体的な方法、現在ドウヤの畑にどれぐらいのカルシウムがあるのか、それが今後の取り組みでどれぐらい増えるのか、今後ホームページで定期的に紹介して行こうと思います。お楽しみに。